目次
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第六編 中世封建社会
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第二章 南北朝時代
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第三節 日奉氏の分布と館址
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二 日奉氏の分布と館址
A 西氏
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西氏は日奉氏の嫡流で、日奉宗頼の孫宗忠が西内大夫と称し、日野市の七塚に居館を構えて、一族を指図していたという。なお同市の東光寺薬師堂は、西党の始祖宗頼が建立したと伝えられている。この西氏の館址があったといわれる地は、多摩川に臨み谷地川に接した形勝の地である。また西氏の子孫から南多摩郡長沼に居した長沼氏等が出ている。
西氏系図(『系図綜覧』所載)(註一)