目次
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第七編 近世封建社会
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第四章 在村文化の諸相
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第三節 庶民信仰と寺社
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四 信仰圏の拡大と寺社参詣
E 文久三年『道中日記』のあらまし
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同じことは、距離もちかく日数もみじかいが、指田久蔵の道中日記についてもいえるであろう。その概要は第6表のとおりである。銚子の浜見物や、横浜の異人屋敷・海岸通り見物などは、信仰をはなれてもっぱら好奇心と知識欲あるいは経済欲を満足させるためのものであったことは、いうまでもないであろう。
第6表 指田久蔵「文久三年道中日記」概要