目次
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第七編 近世封建社会
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第五章 幕末の昭島
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第四節 武州世直し一揆と昭島
三 一揆後の村落
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六月一六日に昭島市域での一揆は終息したわけだが、一揆の影響は村内に強く残った。まず一揆のあとしまつをしなければならなかった。打こわしされた家の復興はもちろんのこと、代官所・地頭役所へ一揆時の状況を報告しなければならない。さらに、見分に来た役人の接待も必要なことである。拝島のように、逮捕者を出した村は、彼らのもらいさげのために、東奔西走しなければならなかった。