A 花祭

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 四月八日は釈迦の降誕の日で灌仏会、仏生会ともいい、各寺院では釈迦の誕生を祝って法会を営んだ。寺院では椿の花などで飾った小型のお堂をつくり、その中に水盤を置いて釈迦の誕生仏を安置し、寺の本堂の正面に置いた。これを花御堂というが、水盤には甘茶が満たしてあり、参詣者はお釈迦様に甘茶をかけ、参詣者もこの甘茶を飲んだ。寺院では甘茶を多量に用意して、家族一同にも飲ませるように家に持ち帰らせた。各家では草餅をつくった。また、寺院によっては稚児行列を行うところもあった。

花祭(広福寺にて)