A 目あき地蔵

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 福島町の荒井氏宅に目あき地蔵の小堂宇があった。荒井家では大正一五年頃、眼を患う不幸が重なったため、祈祷師に卜占してもらったところ、屋敷内の西北隅に首なしの地蔵が埋められていることがわかり、掘り出して奉斉し、信仰を続けた結果眼病が治癒したので、目あき地蔵と呼び人々の信仰が厚かった。