一三 民間療法

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 民間の医術は俗信との関連性が深かく、マジナイ、草根木皮の薬草などに依存していた時代があった。現代の高度に発達した医学から見れば、いろいろと問題もあろうが、この療法をとらざるを得なかった時代もあったのである。
 毒だみは土用の丑の日に採るときく
 ゆきのしたは熱さましに良い
 梅干をこめかみに張ると頭痛に良い
 赤蛙の黒焼きはカンの虫の薬
 みみずは熱さましに効く
 青蛙、雨蛙を生きているまま呑むと心臓の病やゼンソクに良い
 小さい傷はナメれば良い
 たもとくそは血止めに良い
 はやり目はまむしの焼酎で冷やせ
 耳だれには汚水が良い