民間の医術は俗信との関連性が深かく、マジナイ、草根木皮の薬草などに依存していた時代があった。現代の高度に発達した医学から見れば、いろいろと問題もあろうが、この療法をとらざるを得なかった時代もあったのである。
毒だみは土用の丑の日に採るときく
ゆきのしたは熱さましに良い
梅干をこめかみに張ると頭痛に良い
赤蛙の黒焼きはカンの虫の薬
みみずは熱さましに効く
青蛙、雨蛙を生きているまま呑むと心臓の病やゼンソクに良い
小さい傷はナメれば良い
たもとくそは血止めに良い
はやり目はまむしの焼酎で冷やせ
耳だれには汚水が良い