C 真覚寺(築地町、現玉川町)

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 築地山と号す天台宗の寺院。高月の円通寺の末寺で開山開基は不詳である。かつては多摩川の中州に建立されていたが、文化八(一八一一)年の大洪水によって築地村が流失した時に共に流されたために、現在の地に移建したので古記録が遺されていない。住職が定住しない時代もあったが、昭和一七年から住職が常住するようになった。本尊は阿弥陀如来の木坐像で、脇立に目の黄色い目黄不動尊と呼ばれる稀有な像がある。