うそ鳥と天神様

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 菅公さんが海上遭難(そうなん)の際、うそ鳥が先導して危難(きなん)を救ったという故事(こじ)があります。また菅公さんが大宰府(だざいふ)へ流された翌年、寒中神事の時、蜂の襲(しゅう)来があり参拝者を大いに悩ませた、そこへ一群のうそ鳥が来て蜂を食べつくしたことから災難除けの守りとなった、といいます。またうそ鳥は梅花を好み群れ集まることや、うそ鳥の漢字「鷽」が學門の「學」によく似ていること、などから天神様のお使い、天満宮ゆかりの鳥として古来より人々に親しまれています。