歌詞三、岩にせかれる あの滝川(たきがわ)の 水はわれても 末(すえ)には逢える
百人一首の 歌枕(うたまくら)…
崇徳天皇(75代天皇・在位1123年~1141年)
〈瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢わんとぞ思ふ〉
この歌は平安末期、藤原定家(ていか)が小倉山荘(おぐらさんそう)で百人の歌を選んだ「小倉百人一首」の中に崇徳院(すとくいん)の歌として採(と)りあげ、現代でも人々に良く知られた歌です。
当地では、綾川の清流を見て崇徳院が都(みやこ)を思い、望郷(ぼうきょう)の念にかられて詠(よ)んだのではとの伝承(でんしょう)があります。