平安時代は現代のように科学が発達していなかったため、天変地異(てんぺんちい)、不幸不吉(ふこうふきつ)なことが起こると、誰かの怨霊(おんりょう)ではないかと恐れられました。平将門(たいらのまさかど)、菅原道真、崇徳天皇が三大怨霊といわれて、恐れられ、その祟(たた)りがないように神として祭って霊を慰めてきました。
・明治天皇は1868年(慶応4年)、即位してまもなく、戊辰戦争(ぼしんせんそう)で官軍が勝利することを願って勅使(ちょくし)を讃岐に遣(つか)わし崇徳天皇の御霊(みたま)を京都に帰還させて白峰神社を創建しました。
・昭和天皇は崇徳上皇八百年祭に当たる1964年(昭和39年)に坂出市五色台にある白峰御陵に勅使を遣わせて式年祭を行っています。
[崇徳院]