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鞍掛山・横山
讃岐の景観の成因
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およそ1400万年もの前 瀬戸内火山活動によってできた溶岩(讃岐層群(さぬきそうぐん))が、香川の基盤である花崗岩に数多く陥入(かんにゅう)し地上に噴出しました。この溶岩は場所によって厚さや傾斜などの違いがあったと思われます。後、これらが1000万年以上の年月を掛け風雨にさらされ浸食(しんしょく)され残された地形(残丘)なのです。
この景観の三つのタイプ
長谷川修一著 「讃岐ジオサイト探訪」から
①屋島のように頂上部が溶岩(讃岐層群)に覆われ、急涯(きゅうがい)に囲まれた地形(メサ)
②白峰や金山(かなやま)に見られるような①が小さくなった地形(ビュート)
③飯野山の様な、地下からのマグマの陥入(かんにゅう)が残り、後に浸食(しんしょく)されたおむすび型の山(火山岩頸(けい))
白峰、城山、金山にサヌカイトが産出されたり、庵治の高級石材(硬質の花崗岩)など、讃岐は石の文化を古代から持っています。