鞍掛山(くらかけやま)

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 香川のみどり百選にも選ばれている鞍掛山は双頭の山で、その名前のとおり馬に掛ける鞍の形をしています。標高は188m、南峰(なんぽう)と北峰(ほっぽう)の2つのピークからなる独立峰です。

山下池から望む鞍掛山

 北東登山口から登ると、まもなく龍王社の祠(ほこら)があります。ここには竜神(りゅうじん)が祀(まつ)られており、その昔、山からの水だけでは田畑が育たず、苦労が絶えなかった周辺の農民により、雨乞いの儀式(念仏)が行われていました。
 北峰頂上には水分皇大神(みまくりすめのおおかみ)の碑があり、これを境に水の流れる方向が変わることを示しています。(いわゆる分水嶺)