[歌詞八]

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 歌詞八、希望もえたつ 学びの道に 祈る日本の 三天神は
     北野 大宰府 滝宮…
 
 菅公(かんこう)さん(菅原道真、平安初期の人、学者、詩人、政治家)は藤原一門の企(たくら)みにより都から九州大宰府に流されて、2年後(903年)に悲憤(ひふん)の中で亡くなります。菅公さんの死後、都で次々と不幸不吉なことが起こり、それは菅公さんの怨霊(おんりょう)、祟(たた)りではないかと恐れられ、その怒りを鎮(しず)めるために神として祭られるようになりました。菅公さんは天神さんとなり、祭られているところを天満宮と云います。
 全国で天満宮はたくさんありますが、朝廷が祭った京都の「北野天満宮」、菅公さんが亡くなって埋葬されている九州の「大宰府天満宮」が特に有名です。菅公さんが讃岐の国司の時、深い縁(えにし)があった滝宮天満宮も由緒ある神社です。菅公さんは生前、学問に秀でた人でしたので学問の神様として崇敬(すうけい)されています。