第三号墳

254 / 452ページ
 径一八・四メートル、周溝外径二七・五メートルの円墳である。旧地表面の標高は、南側で二八・七メートル、北側で二八・八メートルであり、墳頂標高は三〇・九メートルをはかる。
 内部主体は墳頂部にある。長さ二メートル、幅〇・五メートルの土壙で、墳頂部に盛られたローム層を掘りこみ、中から鉄製直刀一振、刀子二口、棗玉一八が出土した。これも粘土塊の散在から、木棺直葬であったことが確認されている。

2―129図 へたの台3号墳の発掘状況