目次
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第2章 原始・古代
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第三節 古墳時代
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第一項 氏族社会の成立と遺跡の分布
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3 古墳時代の主な遺跡
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二 古墳時代後期の遺跡
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(古墳)
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Ⅵ へたの台古墳群(仁戸名町へたの台所在)
第三号墳
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径一八・四メートル、周溝外径二七・五メートルの円墳である。旧地表面の標高は、南側で二八・七メートル、北側で二八・八メートルであり、墳頂標高は三〇・九メートルをはかる。
内部主体は墳頂部にある。長さ二メートル、幅〇・五メートルの土壙で、墳頂部に盛られたローム層を掘りこみ、中から鉄製直刀一振、刀子二口、棗玉一八が出土した。これも粘土塊の散在から、木棺直葬であったことが確認されている。
2―129図 へたの台3号墳の発掘状況