第二号墳の南東約五一メートル、台地上のやや平坦な地点に位置している。前方部幅一九メートル、高さ一・九メートル、後円部径二〇メートル、高さ三・一七メートル、全長三三メートルの前方後円墳である。
内部主体は墳丘南側のくびれ部にあり、墳頂下約三・六メートルで、ローム層を幅一・二~一・三メートル、全長三・三メートル、深さ〇・二五メートルの土壙を伴っていた。それは外壙と内壙とに分けられ、内壙は全長二・九五メートル、幅〇・七メートル、深さ〇・二メートルである。
内壙からは、鉄製耳環二個、金銅製耳環二個、鉄刀二振、小玉一二〇個が出土した。鉄刀は、南北西壁に沿って一振ずつ出土し、切先はいずれも西壁を向いていた。