目次
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第2章 原始・古代
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第三節 古墳時代
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第一項 氏族社会の成立と遺跡の分布
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3 古墳時代の主な遺跡
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二 古墳時代後期の遺跡
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(集落遺跡)
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Ⅱ 西前原遺跡(東寺山町字西前原所在)
第一号住居址
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一辺約五・三メートルのほぼ正方形を呈する竪穴住居址である。主柱穴は四本あり、袋状をしていて、深さ七〇センチメートルに及ぶ。北壁の中央には粘土を固めたカマドがあり、カマドの西側に接して、長方形の貯蔵穴を伴う。住居址の壁下には周溝がめぐっているが、南側と東側では確認できなかった。
床面直上の覆土から、一括して土器が発見されている。それらの土器は甑(こしき)形土器、坏(つき)形土器などであり、ほかに土玉が出土している。また、焼けた柱穴状の木炭が残っていた。