Ⅲ すすき山遺跡(源町字すすき山所在)

262 / 452ページ
 この遺跡は、葭川(よしがわ)によって開析された本谷の最奥部、西側から突出した舌状台地先端部に立地する。
 加曽利貝塚博物館によって、昭和四十四年八月に発見され、土地区画整理のため、四十五年六~九月、緊急調査が行われた。このとき、縄文中期の集落とともに、方形周溝状遺構が一〇基発見され、その全体を完全に発掘した。

2―133図 すすき山遺跡出土の特殊遺構の分布