4 氏族社会の集落と文化

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 前述のとおり、古墳時代を前期と後期に大別すると、東日本の土師器の編年では、前期前半は五領式、前期後半は和泉式、後期前半は鬼高式、後期後半は真間式の一部が該当するようであり、真間式の新らしいものは奈良時代に、国分式は平安時代に降るかとおもわれるので、本稿では五領式から真間式の古い形式を出土した集落址までを、主な対称とし、その前後のものを参考として付け加えることにする。