第一のネック

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 土気城下の西端、現在の市民センター前で、その街道から南に分かれる県道(土気・金剛地線)がある。この県道は、かなり古くからあった旧道を、明治年間に修復したもので、センター前から約一・二キロメートルほど南進すると、旧土気町小山に向う道との分岐点で、台地は極端にくびれている。これを「第一のネック」と呼ぶことにする。このくびれの北側に展開する台地は、東西一キロメートル、南北一・二キロメートルのやや広大な平坦地で、その東端に、舟塚古墳があり(註9)、また小食土廃寺址がある。