第二のネック

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 第一のネックから西に迂回しながら、更に三百メートルほど南下すると、新道は急に谷に向って下降するが、旧道はそのまま西側の台地上に向っている。この分岐点でふたたびくびれて、「第二のネック」をなしている。ここで台地は八ツ手のように複雑な舌状台地をなしているが、その東側はひとつの大きな舌状台地をなしながら、そのまま南東にのびている。この東側台地の縁辺には、随所に腰ぐるわ状の遺構や、「折りひずみ」などの人為的加工の跡があって、その最先端の頂上には旧長興寺跡がある。