目次
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第2章 原始・古代
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第四節 王朝時代
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第五項 王朝後半の情勢と平忠常の乱
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3 大椎城址とその周辺
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二 大椎城址の調査
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Ⅱ 大椎城中核部の輪郭
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(1) 「縄張り」と台上遺構
第Ⅲ曲輪
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(南北五〇メートル、東西五〇メートル、不整六角形、面積約二千平方メートル、標高約八〇メートル)
第Ⅱ曲輪との間の堀割り(二の堀)は、上縁で幅一〇~一二メートル、深さ四~五メートルの薬研堀で、東西に向って凸字形に屈折している。
北側稜縁は屏風折りに、西側及び東側縁辺は、堀に沿って凸字形にひずんでいる。東側の縁辺には、幅一~二メートル、高さ〇・五~一メートルの土塁が凸字状に残っている。