目次
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第4章 近世
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第九節 郷土の文化と芸能
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第二項 社寺とその役割
大日寺
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大日如来を本尊として、千葉寺に次いで創建が古く、大治元年(一一二六)千葉常重が猪鼻城に入ると当寺が菩提所とされた。そのため常兼以下一六代の墓所として、五輪塔が残されているが、銘文が入っていないので、どれが誰のものか判然としない。明治七年(一八七四)に火災で古記録類を失い、昭和二十年(一九四五)七月六日戦災で全てを失った。