目次
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第5章 近代
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第三節 三新法時代
第三項 自由民権運動
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明治七年(一八七四)一月、板垣退助らによって行われた民撰議院設立の建白書に端を発した自由民権運動は、ひとたび盛り上がると燎(りょう)原の火のように全国に広まっていった。次第に愛国党、愛国社、国会期成同盟の運動となり、明治十四年以降政党が結成されてからは、政党の活動を中心にして発展し、ついに国会の招集、同議員の選挙実現となって行く。