第二項 千葉の規模拡大

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 新しい千葉町の規模については前項の「町村制の実施」と重複するところがあるので、極く簡略に取り上げることとする。
 この時代の町の規模拡大といえば千葉町と寒川村、登戸村、黒砂村、千葉寺村の合併であるが、これに伴う人口や各町村の租税力などは前述のとおりである。五カ町村合併によって町の面積は東西四キロ、南北六キロ、面積一五・九七平方キロと合併前の千葉町の二倍余に拡大されたことになる。
 人口、戸数も前述のとおり一気に二倍にふえたことになる。
 県政の中心地として人口の流入及び商業活動の活発化などによって、加速度的に町の規模はあらゆる方面で増強、発展していった。特に各種公共機関の設置が目立ったといえる。