諸官衙の建設

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 明治以降現代に至るまで、その都市的(経済的)発展には、いくつかのエポックの時期があるが、建設業においても都市建設と対応してその発展がみられた。明治六年の置県在庁、明治二十七年の鉄道開通、明治後期の千葉監獄署の建設、第二次県庁舎の建設などの諸官衙の造営は、県都としての都市的基盤を、建設面でも確立したという重要な意義をもつものである。

明治7年建築の第1次県庁舎 <和田茂右衛門氏提供>