財団法人千葉市開発財団

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 千葉市における産業基盤の確立と生活環境の整備を図り、もって本市の調和と均衡ある発展に寄与することを目的として、昭和三十九年十月に設立された。この財団によって取得開発された主な工業用地は、千種町の鉄工団地の隣に建設された千葉市工業センター用地と、古市場用地である。

 昭和四十年進出の企業では、次の二企業がある。

 田積産業――高根町。小企業ではあるが、特許製品の粉末寒天の製造を行う。市原市八幡から、公害汚染を避けるため、高根地区に移転。

 上原食品工業――土気町。太田区から移転した。パン用フラワーペーストの製造を行う。原料は東京・茨城・栃木から入り、製品は北海道から関西地方にかけて出荷される。