公園・緑地計画

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 千葉市の公園、緑地の造成は、戦災復興事業や区画整理事業によって、その用地がつくりだされてきた。しかし最近の地価の値上りによって、用地の確保はむずかしくなってきた。昭和四十七年において、一般公園は七ヵ所(一一一・七ヘクタール)、近隣公園は一二ヵ所(二三・八ヘクタール)、児童公園は一二九ヵ所(三二・二ヘクタール)、緑地は四ヵ所(二三・一ヘクタール)、その他七三ヵ所(一四・四ヘクタール)である。その合計は二二五ヵ所、二〇五ヘクタールであり、市民一人当たり約四平方メートルである。計画中の公園は海浜公園(五六ヘクタール)、昭和の森(一〇〇・九ヘクタール)、平和公園(三五ヘクタール)などがある。

6―53図 公園の分布

 最近になって、環境保全や自然保護の市民意識が強くなってきた。「緑への接触」は都市人口の強い願望である。市街地周辺は昭和四十一年から四十五年までの五ヵ年に、年々五〇ヘクタールの山林が開発によって消滅している。しかし市街化区域内にいまだ五百ヘクタールの山林が残っている。昭和四十六年に「樹木等の保全条例」を制定して、市街化区域とその周辺の緑を保存しようとしている。