昭和三十九年、市内蘇我町に設置された南部児童文化センターは少年に対し、情操の養成、科学知識の普及、優良文化財の提供、生活指導等によって、少年の健全育成に役だてようとの目的をもって設立された施設である。ただ、その位置が市の中心部をそれており、交通機関に恵まれないことなどによって、全市的規模の社会教育施設としては十分な機能を発揮してはいないが、市南部の少年にとっては欠くことのできない社会教育施設となっている。現状は主として、視聴覚機材、児童用図書の貸出し、閲覧、それに援助事業として、子供会、ボーイスカウト、ガールスカウトの訓練、援助、並びに地区の公民館的役割りも果たしている。