美術

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 昭和二十九年、社会教育課の肝いりで市民が秀れた美術作品を鑑賞する機会を提供しようとの発想のもとに千葉市美術懇話会が結成された。

 部門としては洋画・日本画・工芸・彫塑・書道などに分け、毎年秋に奈良屋百貨店で作品の展示会が開催された。

 その後、昭和四十四年に第一三回展を迎えるにあたり、大千葉市に飛躍しつつある時点において、市民一般の文化向上のために懇話会を発展解消し、市民参加の美術展を開催しようとして千葉市美術協会が結成された。この美術展は、毎年三月に千葉市民展として県文化会館を会場にあて、各部門とも市民多数の参加があった。その応募作品は八百点を越え、年々充実発展し今日に至っている。