光化学スモッグは、現在では全国的に問題となっている。このスモッグ対策として、昭和四十六年から千葉市役所・市原の県公害研究所・木更津市役所・船橋市役所・それに市川市役所の五カ所に、オキシダント・窒素酸化物・炭化水素の自動測定記録計を設置、測定を開始し監視体制にはいった。
四十六年に注意報(オキシダント濃度〇・一五PPM以上)を発令したのは全部で一九回であり、このうち、千葉・市原市に対して一一回の注意報発令が行われた。
この発令の基礎データは前述の大気汚染監視装置でとらえられ、各市で測定したデータが県の公害研究所や大気保全課に集まり、それを基準に照らし、結果を各市の関係課へ通報するしくみになっている。