千葉南警察署の新設

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 昭和二十五年、川崎製鉄千葉製鉄所の誘致を端緒として、京葉臨海工業地域の造成は急速に進展する一方、首都東京の人口圧により、農地の宅地化をはじめとする都市化も急激にすすめられた。特に、川崎製鉄千葉製鉄所を擁する千葉市南部地域は開発が著しく、山林・農地は、社宅や住宅団地などに変わり急速に市街化されてきたことと、町村合併によって市域が拡大されたことから、治安確保の必要にせまられ、昭和三十七年八月一日、千葉市南町に新たに千葉南警察署を設け、市の南部地域を担当させることにした。これにともない千葉警察署は千葉中央警察署と改称し、千葉市の治安を南署と分担することになった。両署の定員は、中央署二二二名、南署七四名で、今までの二六四名に対し、実質三二名の増員となり、治安態勢はより確立されていった(六―七七、七八図参照)。

中央警察署
6―77図 千葉中央警察署の機構と定員(昭和47.1.1現在)
警察官一般職員合計
警視警部警部補巡査部長巡査小計事務員技師雇員巡視員主事補
技師〃
小計
272347267346185320551397
6―78図 千葉南警察署の機構と定員(昭和47.1.1現在)
警察官一般職員合計
警視警部警部補巡査部長巡査小計事務員技師雇員巡視員主事補小計
1361370936034013106
千葉南警察署