福祉行政の推進

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 人口や産業の都市集中がすすむにつれて、住宅難や交通難の激化、大気汚染や水質汚濁などといった公害の増大、犯罪の多発など、さまざまなひずみがみられ、住み良い生活環境を願う市民の行政需要は、ますます強まってきている。

 市では、市民の願いとあいまって「緑と太陽の輝く健康都市」「生活優先の人間都市」づくりを強くうちだし、市民が快適な環境の中で、人間らしい生活が営めることをめざして、鋭意町づくりをすすめているところである。

 経済の高度成長は、著しく繁栄をもたらした反面、そのひずみも深く老人問題・生活困窮者問題・恵まれない子どもらの問題・母子家庭及び保育の問題などをめぐり、福祉行政に寄せる期待はますます増大してきている。市では、このような背景にあって、「生活優先の人間都市」のもとに、人間性の回復と安全で快適な生活の確保、及び社会の底辺にあって恵まれない人々のための総合福祉行政を強力に推進しようとしている。