運動施設

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 市民の健康増進をはかって、各種の体育的行事の開催や、施設の整備が着々と進められてきている。

 市営の体育的施設としては、千葉公園内に野球場・陸上競技場・水泳場があり、また、千葉寺公園内には、運動場・野球場・庭球場・弓道場などがある。なおこのほかに、三角町に市民運動場、幸町公園には水泳場、高洲に市民プールが設けられている。

 千葉公園内にある市営陸上競技場(第二乙種競技場)は、昭和二十五年六月三十日、競輪場に併設して建設されたもので、三万六〇七一平方メートルの敷地には、四百メートルトラック八コース、直走路一四〇メートル八コースのほか、走幅跳・三段跳・走高跳・棒高跳・槍投・円盤投・砲丸投・ハンマー投などの設備と、二万五千人収容のスタンドがある。また、隣接する市営野球場は、昭和二十四年十月十日竣工したもので、二万四七五〇平方メートルの広さをもち、内外野のスタンドは、二万人収容できる。また、近くにある市営水泳場は、昭和三十五年七月一日竣工したもので、八、六六六平方メートルの敷地には、甲種公認の五〇メートルプールを一面と、ほかに子どもプール・徒渉プールが設けられている。

 千葉寺公園内にある体育施設は県より移管されたもので、八千人収容できる野球場、四百メートルトラック八コースからなる運動場、クレー舗装六面をもつ庭球場、及び弓道場とから成っている。

 市内にある県営体育施設としては、天台に千葉県総合運動場(スポーツセンター)があり、丘陵地帯約四三万平方メートルの敷地内には、陸上競技場・野球場・ソフトボール場・庭球場・排球場・サッカー場・ラグビー場・相撲場・弓道場・水泳場・体育館などが設けられている。なお、末広には武道場、弁天には体育館が設置されている。

県スポーツセンター

 市では、将来、泉自然公園の周辺などの適地に、林道などを利用した遊歩道及びサイクリングコースを予算約千五百万円をかけて造成し、市民に自然に囲まれたレクリエーションと、憩いの場を提供する一方、家族ぐるみで体力づくりのできる市民トレーニングセンターを、予算千四百万円をかけて建設する計画をたてている。

 市民は、それぞれの施設を会場として開催される市民体育祭、市民体育大会、家族及び婦人バレーボール大会、少年ソフトボール大会、水泳教室、バレーボール教室、体操教室などの行事に参加し、スポーツを楽しんできている。

 昭和四十八年九月及び十月、千葉県総合運動場を主会場として、県下二〇市五町五四会場で、第二八回国民体育大会(若潮国体)が華々しく開催されたが、本市では、県総合運動場で開会式と閉会式、陸上競技・バレーボール・水泳の各種目、高洲市民プールで水球、県体育館でバレーボール、県警察学校射撃場及び県射撃場でライフル射撃などの競技が実施された。

 市では、この機会に市民スポーツの高揚と体力の向上を図り、市民の積極的な参加のもとに、各種の体育的行事を強力に推進しようと計画を着々とたてている。