凡例

 

一、本書は、著者が昭和三十九年五月から昭和四十二年七月まで、「千葉市の町名」として、前後三十四回にわたって『千葉市政だより』に連載したものに、著者みずから加筆したものである。

一、この編集に当っては、著作の了解を得て、もと口述体で書かれたものを、語尾だけを論文調に、旧かなづかいは、なるべく新かなづかいに書き改めた。

一、文中の和暦年号は、できるだけ原文に忠実に記載し、それぞれに西暦年号を附しておいた。

一、ここに記載された町名は、昭和三十九年三月現在の行政区画によるものである。その後、町村合併および住居表示の変更によって、かなり町名の増減と変動を生じつつある。しかし、当時の町名を記録保存するという意義からも、あえてそのままにしておいた。

一、町名の呼び方については、なるべく地元の古老などによる旧来の発音にもとづいて記載した。

一、なお、この編集上の責任は、千葉市加曽利貝塚博物館にある。