新宿町(しんじゅくちょう)
この町も神明町と同じく結城野に開発された部落で、古くは結城村に属し、治承四年(一一八〇)九月に源頼朝が結城稲荷に白旗を献納してから白旗大明神とよばれた。その白旗神社の所在地である。
神明町の開発につづいて、開拓された土地なので、新宿と名付けられたと推定されるが、町内に散在する金石文や古文書からは、何時から新宿と呼ばれ、部落が発足したか詳かにすることができない。
挿図9 白旗神社 新宿町