第九代 千葉時胤卿

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時胤は成胤の第三子なり、安貞二年家を繼きて下總介となり、嘉禎曆仁の間屢將軍賴經の隨兵となる。仁治二年八月卒す、年二十四、法號を大應德壽院と云ふ。子賴胤嗣く。時胤の時家臣の主なる者を布施・田屋・大山・鈴木・森等の諸氏とす。