へ 平安の 古武士が築く 大椎城

かるた絵札

平安(へいあん)の

古武士(こぶし)が築(きず)く

大椎城(おおじいじょう)

 

国鉄土気駅から西南へ二・五キロメートルの台地に『大椎城址』があり、現在は山林となっていますが、

空堀の一部が平山城のおもかげを残しています。大椎城は、平安中期、上総介平忠常が築城後、

忠常の曽孫千葉常兼がこれを修築して居館としました。常兼は寛徳二年(一〇四五)の生まれで、千葉権介と呼ばれました。

常兼の嫡子常重は大治元年(一一二六)大椎城から、猪鼻城に移ったと伝えられています。