
わきいでし
清水(しみず)で茶(ちゃ)をのむ
つわものども
緑に囲まれた、小高い猪鼻公園(鎌倉時代の豪族、千葉氏の居城跡)のふもと、
欅の根元に湧きつづける泉水を『お茶の水』と言います。
この『お茶の水』の由来は伝承によれば、治承の昔(一一八〇)、石橋山の戦で敗れた源頼朝が兵を立直すため、
この房総の地に逃げのびてきました。この時、この『猪鼻城』にいた千葉常胤が源頼朝を居城に迎え、
この湧き水をもってお茶を立てて頼朝をもてなした、と言われ、
それ以来この湧き水を『お茶の水』と称したと言われます。