
ねんころり
丈夫(じょうぶ)な子供(こども)に
子安(こやす)さま
『往古常陸国新治郡式内大社稲田神社を時の名主、雑賀十郎左衛門宅に勧請し祭神を『奇稲田姫命』としました。
安産守護の神として知られています。延宝元年村内に疫病流行した時に巫女が易をたてて、子安神社の信仰をすすめました。
その結果悪病消滅し、以後村民ひとしく信仰したと伝えられています。
棟札によると建久四年(一一九三年)に再建されており、当社に伝わる神事で毎年十月十七日に行う『湯立の神事』は有名です。
神前に釜をすえ、湯をわかして神主が笹の枝をひたして周囲の人々の頭上に振り注ぎ凶事を払います。
笹は幣束と同じく神力の表示で古くから行われている占いの一種です。