
昆陽(こんよう)の
徳(とく)をしたって
社殿建立(しゃでんこんりゅう)
『いも神様』の名称で知られている『昆陽神社』は京成幕張駅前の小高い丘に鎮座しています。
当社の由来は享保二十年(一七三五)蘭学者青木文蔵(昆陽)が江戸の『小石川薬園』と共に
下総国馬加村(幕張)において薩摩芋の試作を行いました。
以後馬加村では薩摩芋の栽培が普及し、天明のききんその他の凶作に際して多くの人命を救い、
また利益を収めたこともあって、昆陽の死後、村人はその霊を祀るため、『昆陽神社』を建立しました。
なお試作地跡には記念碑がたてられ、現在県指定史跡になっています。