
天人(てんにん)の
面影(おもかげ)しのぶ
羽衣(はごろも)の松(まつ)
県庁内の『羽衣公園』の一角に、羽衣の松の伝説を伝える幾代目かの松があります。
由来については、この地の国主の園の『千葉(せんよう)の花樹』の美事さに天女が降り、
天衣をこの松枝にかけて花樹に見入った所、国主は天衣を隠し、夫婦となり子孫繁栄しました。
そこでこの地を『千葉』、松を『羽衣の松』といいます。
又、一説には千葉氏の城下の池に蓮花が千葉に咲き、美しさに天女が降来し、この松枝に羽衣をかけ、蓮花に見入った後、
城を訪れ千葉介常将と夫婦となり嫡子常長を産みました。
この事が天皇に聞こえ常将は『千葉』の名をいただいた、とも言われます。