
妙見(みょうけん)と
桜(さくら)の名所(めいしょ)
栄福寺(えいふくじ)
大宮町の『坂尾山栄福寺』は、平安時代の末期大治五年(一一三〇)坂尾五郎治によって
開かれたといわれる古い歴史をもつ寺です。
そもそも、千葉市の守り本尊『妙見尊』をおまつりしたのが栄福寺のはじまりで、
当時は『金剛授寺』とよばれ真言宗に属していました。
しかし、寛永二年(一六二五)天台宗に改宗し、本尊も『阿弥陀如来』となり
寺号を『栄福寺』と改め今日に及んでいます。
なお、この栄福寺は、『妙見地蔵堂』と釣燈炉や『千葉妙見大緑起絵巻』など
貴重なものがあります。また、広い境内は桜の名所として近郷近在に知られています。