雨乞(あまご)いの
竜(りゅう)の頭(あたま)が舞(ま)い踊(おど)る
椎名崎の聖宝寺に、杉板に松の苔を張って作った一対の獅子頭(実物は竜の頭)が保存されています。日照りのときの雨乞い祀りに使われました。竜の頭をかぶって胸に付けた小太鼓を打ちながら村内を舞い踊った明治27年(1894)の祭が最後で、大正3年(1914)の「御宝物虫干雨請挙行順序」という文書が残っています。地下水を汲み上げて灌漑用水にする現代では雨乞い祀りも減んでしまうのでしょうか。大切な水の祭りとして集中豪雨や飲み水や自然や地球を考える日を設けたいものです。
聖宝寺は椎名崎の真言宗聖法寺が明治44年(1911)7月6日に刈田子の宝蔵寺を合併して、寺名を聖法寺から聖宝寺に改称しました。なお、明治13年(1880)に谷津村と駒崎村が合併して村名を椎名崎と改称しました。