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五、江戸時代小字の類型的分類と小解
◆五郎一組(西小松川)
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現に五分一と称している字である。面白い地名で起りは明確でないが二説ある。
古老の間などではこの地を未だにごんぶちと発音している人が多い。昔権兵衛が淵といっていたのがなまってごんぶちになり五分一となったという説がある。又今一説ではこの地昔から地味が悪く下田が多く収穫もすくなかったので租税が他の地域の五分の一であったので五分一という。この後者の方は少々こじつけすぎている説のようである。