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九、河川等の名称について
◆荒川
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もとの荒川放水路である。
昔入間川が東京湾にそそいでその末は隅田川と呼んでいたが寛永年間に荒川を入間川に落して洪水対策としたのである。その入間川の名を奪った荒川は名の通りの荒川で明治四十三年の大水害から放水路を開くこととなった。大正二年から工事にかかり十余年を費して江戸川区内を貫流する大河となって、今荒川と呼ばれている。