目次
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1.江戸開府から明治初期まで
江戸川の水運
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江戸時代には、都市と農村との間の物資の交流がさかんになり、内陸部では牛馬背による陸上輸送にくらべて大量の物資を安く輸送することの可能な河川水運が全国的に発達しました。
江戸時代初期から中頃にかけて、仙台方面から房州を迂回して江戸に入る航路は危険が多いために、銚子で川船に積み替えて、関宿を経て、江戸川を下りました。やがて、直接海路で江戸に入る航路も開かれましたが、江戸川舟運の重要性は明治にいたるまで衰えることはありませんでした。