川船奉行と極印

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 利根川水系の工事がほぼ完了し、江戸と関東・東北を結ぶ河川運輸網が開発されると、幕府は往来する川船を統制するために川船奉行(のち川船改役)を設けました。江戸および関東の川船を検察して、極印改めによって船籍を登録して課税するものでした。年貢米の江戸輸送を確保することも重要な仕事でした。極印改めは、江戸へ通行する川船に「極印」と称する焼印を打って登録し、「役銀」という税金を徴収するものです。現在の自動車のナンバープレートに似ています。