石造線刻地蔵菩薩立像碑

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 南篠崎の西光寺(真言宗豊山派)の墓地内にあります。研磨された石の表面に陽線刻の地蔵画像が、むかって斜め右向きの姿で彫られています。天明年間(1781~1788)の造立と考えられるもので、描線の部分を残して他を彫り込むという高度な技術を用いています。
 また、同寺の寺宝に絹本着色六地蔵菩薩画像(二幅)がありますが、室町時代の作と考えられる秀れた絵画です。