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2 国府時代の府中
現青目寺(青目寺観音堂遺跡)
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「青目寺」が衰退した後、江戸時代に亡失をまぬがれた仏像を移したと伝える寺院の境内です。石垣の改修工事に際し、石垣が江戸時代の珍しい特徴をもっているものであるため、解体後に旧状を復元するような改修を行うことにしました。それに伴って、石垣内側の確認調査を実施したところ、石垣の裏込めから奈良時代と推定される平瓦片が出土しました。この瓦の発見により、青目寺が奈良時代まで遡る寺院跡である可能性が高くなりました。
鎌倉時代(かまくらじだい)の五層塔婆(ごそうとうば)〔正和(しょうわ)5年(1292)の銘〕