掘立柱建物(ほったてばしらたてもの)の柱穴(はしらあな)は、隅丸(すみまる)方形で、1辺1.2m以上の大きさです。建物の規模は、東西方向の柱が5本、間隔が2.4mずつの全長9.6m、南北方向では柱が7本以上で、間隔(かんかく)が3.6mずつの全長21.6m以上になります。国府に匹敵する規模の建物があったといえるでしょう。その後、同じ場所で礎石建物(そせきたてもの)に建て替えられました。
梁間(はりま)(東西)と桁行(けたゆき)(南北)の柱の間隔(かんかく)が違(ちが)うことも特徴です。
建物の様子(柱があった場所を赤で示しています)
礎石を支える根石(ねいし)(建物1)
礎石(建物2)
建物1周辺図